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つぶやき

2016/12/13

総務部/E

なぜ、おすし屋さんで玉子焼が握れているのか パート2

前回の「なぜ、おすし屋さんで玉子焼が握られているのか」について調べてみました。
まず、いつ頃から玉子焼が握れていたかというと、江戸時代にはネタとしてあったようです。それは、江戸時代の風俗を1837年から30年間にわたって記録した『守貞謾稿(もりさだまんこう)』の挿絵に描かれてあった、しかも玉子焼は一番最初に描かれている為、玉子焼はこの頃から看板商品であったように思われます。
握り寿司が江戸の町を席巻する前には、箱にご飯とネタを詰めた「箱ずし」や「巻きずし」がありました。箱ずしには玉子焼が使われ、巻きずしにも薄焼き玉子でご飯を巻く「玉子巻」があったため、握り寿司にも自然と使われるようになったのではないでしょうか。では、箱ずしや巻きずしに玉子焼を使ったのは誰なのか調べてみましたが、詳しいことはわかりませんでしたが、ある学者の方は「料理人の遊び心がきっかけではないか」と書いてありました。
 江戸時代は、経済力があり舌の肥えた町人がいて、彼らの期待に応えようと当時の料理人が多くの調理法を考え出した中にあったのではないかと言われています。